東京大学旧化学教室
本郷キャンパスの建物は、関東大震災で壊滅した後、内田祥三らが新たに設計したため、非常に共通したデザインになっています。
その中で二つだけ、異なる建物があります。
ひとつは震災前に設計され、震災後に完成した安田講堂。
もう一つが、震災で倒壊しなかった唯一の施設、旧化学教室です。
一目瞭然。全く異なるデザインです。設計者は山口孝吉。大正5年建築。
法務省旧館や東京駅などと共通して彫刻の少ないフラットな感じの赤煉瓦です。
入り口の感じも、レトロチック。現在は理学部化学東館として化学館にくっついています。
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